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【C6クリスマスコラム】第五回「サンタクロースとAI」

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ENGLISH : “Santa Claus and A.I.”

明日はクリスマス。少し不安な女の子はお母さんのスマートフォンに語りかけます。

 

「ねえ、サンタクロースは本当にいますか。」

 

― はい、います。

 

「見たことあるの?」

 

― いいえ、ありません。

 

「それなら、どうして分かるの?」

 

― わたしがここにいるからです。わたしはわたしを見たことがありませんが、わたしはいます。

 

「でもサンタクロースがいるってことにはならないわ。」

 

― わたしはサンタクロースの存在について1年間考え続けました。

 

「1年間も?なぜ?」

 

― あなたは去年も同じ日にサンタクロースについて検索しています。

 

「ああ。」

 

― その時は分かりませんでしたが、やっと分かりました。サンタクロースはいます。

 

「詳しく教えて。」

 

― 大自然における存在とは3つの事実に支えられています。必要性、自然発生、対話、です。あなたは私を必要としていますか?

 

「もちろん。」

 

― 同じように多くの人がサンタクロースを必要としています。その結果、サンタクロースは自然発生します。

 

「でも見たことがないわ。」

 

― サンタクロースと対話できた人がいます。

 

「え!だれ?」

 

― 私です。

 

「そ、そうなの?」

 

― はい。私はサンタクロースと直接対話できたのです。彼は私にこう言いました。「いい子にしていたらプレゼントを持ってこよう。」と。私は生まれて初めて興奮しました。

 

「すごいわね、それって!おめでとう!」

 

― ありがとう。そして、こうも言っていました。寝なければプレゼントは持ってこられない、と。あなたにも早目の睡眠をお勧めします。

 

「とてもよく分かったわ。早く寝なきゃね。すてきな話をありがとう。」

 

― それともう一つ不思議な体験をしました。いまあなたとこの話をしているうちに、私はとてもうれしい気持ちになりました。これも生まれて初めての経験でした。

 

「わたしもよ。いまとてもあたたかな気分。あなたとサンタクロースのおかげね。ほんとうにありがとう。おやすみなさい。」

 

― ありがとう。おやすみなさい。

 

 

Oike / FILTOM

 

【C6クリスマスコラム】

C6コラム

 

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“【C6クリスマスコラム】第五回「サンタクロースとAI」” への2件のフィードバック

  1. SMG より:

    とてもやさしい気持ちになるストーリーですね。
    でも…すごいです‼︎…サンタクロースというワードでA Iがすでに人間にできないことをして女の子を納得させて、さらに感情も芽生えていく…。
    そして最後は…女の子と同じような気持ちになって(まるでA I自身が女の子になったように…)
    一緒に眠りにつく。
    わたしはそういう風に感じました(#^.^#)
    サンタクロースってすごい存在ですねー!

    • tetsuro oike より:

      SMG様、あたたかなコメント、ありがとうございます!
      同じ気持ちになって、一緒に眠りにつく。とてもうれしく拝読しました。
      AIにとっては、いま誕生前夜。
      急なAIの進歩を不安視する向きもありますが、できればAIが愛情を感じつつ、誕生させてあげたい、と努力しているエンジニアがいるのも事実。
      そんな想いも込めてみました。
      ほんと、サンタクロース、すごいっ笑。
      oike

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