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C6理論6-2.肌によい都市

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前回は力を蓄える室内空間についてでした。

今回はその力を発揮するための舞台、都市空間です。

そこから見えてくるスキンケアの方法論を「ちくわ」で解説します。

 

【今回の要点】


■ 都市空間には「栄養の循環」があり、それは肌にもつながっている。

■ 肌荒れとは栄養の循環の乱れ。防腐剤や新しすぎる成分を避ける。

■ 汗を流して栄養の循環を取り戻す。「発汗スキンケア法」。


 

 

第六章.肌によい空間をつくる

 

6-2.肌によい都市

 

■ 都市空間の「栄養の循環」

 

地球、都市、肌。それぞれの上に生物が生息し、物質が循環し、化学反応による代謝があります。地球の上ではあらゆる動植物が生息し、都市では主に人が生活し、肌の上では微生物が生活しています。

そこでの循環と代謝は下のように簡略化することができます。

これを生物学で「ちくわ」と呼ぶことがあります。

 

 

ちくわはご存知の通り魚のたんぱく質でできています。

人の体も同じです。

人もたんぱく質の「筒」であり、口からお尻へ食べ物が通過する間にエネルギーを得て動きだしたちくわです。

 

 

だからちくわの筒の内側は「体外」です。体内ではありません。

このちくわの構造を都市空間に当てはめた場合、下の図のようになります。

栄養を乗せて循環するのは「水」です。

 

 

山に降った雨は地中の水脈(=ちくわの筒)を通り、都市の下を流れます。途中で湧水や川として栄養を各所へ運び、生物を育みます。そして最終的に海へ排出され、再び雨として山に戻ってきます。

 

地球環境での栄養の循環は、都市空間での栄養の循環につながり、その末端が肌環境です。

だからC6理論ではたびたび「肌環境は地球環境につながっている」と表現してきました。

 

 

どこかの循環で起きた「乱れ」や「ブレーキ」は当然、次の循環に直結します。

小さな循環での小さな乱れ(肌荒れ)は最初は目立ちませんが、大きな循環に少しずつ蓄積されてゆきます。それがやがて大きな循環での大きな乱れとなります。

その大きな乱れが最終的に大災害となって小さな循環に襲い掛かる。

私達はこれを「大自然からのしっぺがえし」と呼んで恐れてきました。

都市環境で実際に経験した「しっぺがえし」が公害です。

 

 

 

都市環境を即効的に住みよくするため、「殺虫剤」や「新しすぎる化学成分」が多用されました。それが大きな循環(地球環境)に少しずつ蓄積され、その乱れがはっきりと分かるようになった時はもう手遅れでした。都市環境の循環はひとたまりもなく、そのインパクトは私たちの肌や体にもっとも大きな衝撃として現れました。(公害病)

こうしたつながりを見ていくと、ささいなたばこの投げ捨てにもつい大声を上げてしまいたくなります。

 

 

この怒りをぜひスキンケアに生かしたい。

 

 

■ 肌荒れとは栄養の循環の乱れ。

 

小さな循環で起きている乱れ。それが肌荒れです。

循環を乱さないためには防腐剤や新しすぎる成分を避けること。

安価なのに消費期限の長い商品を避ける。そして流行の成分に安易に乗らない。

過度な保護(保湿)も循環を乱す元です。できるだけ自然の状態に保ち、保湿剤は「対症療法」であることを意識する。

これがもっとも守られるべきスキンケアの基本です。

 

 

■ 汗を流して栄養の循環を取り戻す。

 

こうした大きな循環から小さな循環へのつながりを見ていくと、各所各所で生きる生物たちが「栄養の交換」をしているのが分かります。

 

もっともインパクトのある例えをすれば私たちの排便。便は私たちにとっては汚いものですが、その臭いは「自分の生活空間から、次の生物空間に移動」させるための動機付けにすぎないと私は理解しています。

 

ちゃんとした例えをすれば、肌の上では微生物が皮脂を受けとり、都市の上では私たちが植物から恵みを受けています。

このように地球上で暮らす生物はみな、同じ循環を担う一員です。誰か一人でも栄養が受け取れなければ【循環のブレーキ】が生じます。

 

その代表的な受け渡し行為が「発汗」です。逆に制汗は循環のブレーキです。

 

都市空間で循環のブレーキが起きていないか。

肌環境で栄養を受け取れていない微生物はいないか。

 

それを感じることができる器官も、肌以外にありません。

 

都市に足りないこと。肌にもっとしてあげられること。

外へ確かめに行こう。

 

 

都市では肌よりも一足先に改善が進んでいます。

アスファルトは通気性や透水性を持つものが増えてきました。

川も堰き止める場合は生物の障害にならないように魚道が隣接されはじめています。

都市のメイクアップとも言うべきガラス、看板、照明も、生物への配慮がされはじめています。

 

ではスキンケアは?

メイクアップは通気性を持つ程度にして、肌細胞や微生物のガス交換を妨げないようにしたいです。

制汗後は少し運動をして汗をかく。汗はこすらず、押さえて拭きます。

シャワーは泡切れの良い純石鹸で洗剤を肌に残さないように。

最後は熱めのシャワーで終わります。ほどよい発汗で適度な保湿を残します。

 

【結論】

アスファルトには透水性をもたせ、川を堰き止めるのであれば魚道を作る。

メイクアップは通気性を持つ程度にして、汗を抑えた後は運動して汗を流す。

 

尾池(工学博士)

 

次へ→「6-3.肌によい地球」(執筆中)

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“C6理論6-2.肌によい都市” への2件のフィードバック

  1. さちこ より:

    栄養の循環=ちくわはとても分かりやすかったです。たまにおやつがちくわの時もあるほど大好物なので、冒頭から引きこまれました 笑
    「大自然のしっぺがえし」は本当に考えさせられます。今年の異常な猛暑やゲリラ豪雨もそれにあてはまるのでしょうか‥。
    今度からちくわを食べる時は、自分も循環の流れの一員であることを思い出して、肌のこと、自分の住む街のこと、自分にできることはしていきたいと思いました。
    そのためにはまずスキンケア!
    この夏、私はあせもができてしまいました💧
    子供のとき以来です。汗をかいても拭かずにそのままにしていたせいです。これからも運動はするので汗をかいたら拭こうと思います。
    そして、ふだんの生活では4R運動!
    循環の流れを大切にしたいです!

  2. Tetsuro Oike より:

    さちこ様 
    コメント大変ありがとうございます!おやつにちくわ、分かります笑。出来立てが特に最高ですよね。
    近年の災害の増加は本当に気になります。ご指摘のような「しっぺがえしかもしれない」という危惧を持つことこそが大事なような気がします。
    ちくわが、味だけでなく、そうした意識まで運んでくれる自然の恵みになるとしたら、なおいっそう愛しく見えそうです。
    それと、あせものお話、微笑ましく読ませていただきました笑。「拭く」という行為もスキンケアの一部なんだと改めて感じ入りました。人間はスキンケアの面でも他の動植物とは違う世界に足を踏み入れているんですね。だからこそ循環という命綱だけは離さないようにしたい。4Rはまさに循環意識。幅広い話題のコメント、ありがとうございました!
    また何かお気づきの点がありましたらお気軽にコメントください。引き続きよろしくお願いいたします。
    oike

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