FILTOM inc.

FILTOMプロトタイプスはこちらから ≫

【C6トーク】第三回「アーユルヴェーダとC6」 橋本真里氏

Share on FacebookTweet about this on TwitterShare on LinkedInEmail this to someonePrint this page

様々な分野で活躍されているC6ユーザーからお話をうかがうC6トーク。

第三回はリラクゼーションを追い続ける橋本真里さんです。

 

橋本さんは、インドネシア、バリ島に留学して、バリニーズマッサージ、アーユルヴェーダなどを学び、福岡市中央区桜坂にてNatural Shop & SpaNatur」(ナトゥールをオープン。自然と調和したリラクゼーションを提供しています。

 

アーユルヴェーダをベースにしたリラクゼーションの考え方は、FILTOMの目指す肌環境問題の解決にも通ずるものでした。今回C6トークで、さらに深く迫ります。

 

私たち人類の永遠のテーマ、理想的な心地よさを得るための挑戦の歴史と、たどり着いた姿勢とは。

 

IMG_5488
(桜坂のNaturにて)

 

尾池哲郎(以下、-):今日は貴重なお時間をありがとうございます。そして何より、C6シリーズのムービーをアップいただいたことにお礼を申し上げたくて。ありがとうございました。C6のポイントがしっかり説明されていて、スタッフ一同感激しております。(礼)

(※橋本さんはyoutube専用チャンネル200以上のムービーをアップ中)

 

 無題
(https://www.youtube.com/user/naturshopspa)

 

橋本真里氏:いえ。こちらこそ今日はありがとうございます。C6は本当にいいものだと感じたので、とにかくそのまま伝えたいなと思ったんです。でも、勝手に作ってアップしたので。。。よろしかったですか?(笑)

 

―とんでもない。本当にありがとうございます。そして、ご要望をいただいてからかなり時間が経ってしまったのですが、ヘアクリームの試作品、仕上がっております。GBA(※)のオーガニック素材(バージンココナッツオイル、モリンガ、サンパギータ)のヘアクリームを、ということでしたので、まずは第一回目の試作です。ちょっと粘度が低すぎるかなと試作担当者とも話をしていますが。(※㈱Girls, be Ambitious、http://www.girls-be-ambitious.com/

 

IMG_5491

 

 

わあ、ありがとうございます。インスタで画像を拝見して、かわいいなーと思っていたら、コレだったんですね。(笑)(手にクリームをのせて)香りもすごくいいです。たしかに緩い感じはしますが、とにかく試してみますね。

 

―よろしくお願いします。GBAさんの良さを出すことができているのではないかと思います。

 

ええ。そうですね。わくわくします。よろしくお願いします。

 

【目次】

1.バリ島留学で感じたこと

2.人類が目指した心地よさ

3.大切な流れを守る姿勢

 

―では、本題に。橋本さんのバリニーズマッサージを中心としたリラクゼーションの根幹には「アーユルヴェーダ」があるというお話でした。そうした民間療法の目的は当然、健康ですが、漢方までいくと西洋医学のような薬効成分のイメージが強くなりますね。でもバリニーズマッサージ、アーユルヴェーダ、ヨーガというのは、どちらかといえば体内の血流、神経系への作用で、一言でいえばエネルギーの流れがテーマなのでしょうか?

 

そうです。エネルギーの流れ、プラーナという、、

 

―プラーナ!いきなり聞いたことのない言葉が。どんどん出てきそうですね。(笑)

 

ですね。(笑)「プラーナ」(サンスクリットで呼吸、息吹)とは、つまりエネルギーの流れそのものですが、やっぱり漢方、中医学でも考え方は似ていまして、リンクしています。そこで登場する象徴的なものが、「氣」なんですよね。氣とはつまりエネルギーのことで、もっとも重要な部分ですね。

 

―なるほど。キーワードだけでもわくわくしますね。そういった、根幹をなすアイデアを眺めつつ、橋本さんのこれまでのご経験と、いまなさっているサービス、そしてこれからのことを順にお伺いしていきたいと思います。まず橋本さんがバリに惹かれたところからお話いただけますか?

 

 

IMG_4992

 

1.バリ島留学で感じたこと

 

実は以前、エステ店で働いていたんですが、勤務がかなり大変で、くたくたで。自律神経がおかしくなるくらいだったんですね。ある時、2~3か月くらい休みがなくて、そのまま働いているとふらふらめまいがしてきて。(笑)病院にかかると、とにかく少し休んでくださいと。ちょうどその時、友人から、バリ行かない?と誘われて。すぐに「あ、行きたい!」となって。最初は勉強したかったわけではなかったですね。休みたかった。

 

―なるほど。それが、勉強に切り替わった時期というのは?

 

実際に行ってみると、バリ島の、独特の雰囲気というか、癒しの空気に、すごいところだな、と。そして何度か通ううちに、3回目かな?本格的にバリニーズマッサージを勉強してみたくなって。特に、ヘッドスパに感激しまして。それまで、頭のマッサージって経験したことなかったんですよね。すごく気持ちよくて。

 

―ちなみに、頭のツボってあるんですか?足つぼのマップのような、、

 

ありますよ。(笑)頭のツボマップ。

 

―それすごく興味ありますね。すみません、いきなり脱線しますが、男性にとって頭髪が抜けるのは恐怖ですけど、僕の場合、頭の毛が抜けるとき、その部分の頭皮の感覚がなくなるんですよ。

 

(竹下社長兼カメラマン)そうなんですか!?

 

―そうなんですよ。僕の場合はですね。

 

(竹下社長兼カメラマン)毛穴の感覚がってこと!?

 

―いや、10円玉くらいの範囲の頭皮ですね。そうなると、その部分の毛って、ちょっとひっぱるとぷつぷつっと簡単に抜けるんですが、抜けた毛の毛根って白いんですよ。そうした時いつも思うんです。この部分って五臓六腑のどこかにつながっているのかなって。

 

そうですね。頭皮にも、足つぼのようなマップがあるので、きっとつながっていそうですね。どの辺ですか?

 

―えーとですね。それが、いろんなところなんですよ。(笑)

 

(竹下社長兼カメラマン)へー!(笑)

 

―こめかみだったり、頭頂とか、うなじ付近も。真後ろは不思議とないですけどね。

 

こめかみは、目のエリアですね。考え事が多すぎたり、集中しすぎてたりすると、目に疲れが集中しますから。

 

―なるほど。。すみません、いきなり脱線しすぎました。(笑)

 

いえいえ。(笑)

 

IMG_5079

 

―そして、ヘッドスパなどのバリニーズマッサージを勉強しながら、しだいにアーユルヴェーダへと興味が広がっていったのでしょうか。

 

そうですね。それもあったので、スクールはしっかり選びました。バリ人の先生から楽しく教わりながら、先生も少し日本語を使いますし、私も日常会話程度のインドネシア語は話せましたので、より深い内容を勉強できました。バリニーズマッサージとアーユルヴェーダの違いであるとか。特に体調によってオイルを選ぶ部分は、なんだか占いのようだなとも感じたりしながら。(笑)

 

―なるほど。最近、医学の漢方回帰が語られるときに、仁術という言葉がよく取り沙汰されますが、いわゆるお医者様の、「あとは患者さんの心がけと、ご家族の支え」ということでしょうか。日常での生薬や占いや心遣いの果たす役割は大きいですからね。

 

はい。感覚としての占いの要素というか。たとえば、ある体調の方にはこういう食事を勧めた方がいいとか、こういう運動を取り入れるといいとか。そういった占いのような手法は楽しいですね。アーユルヴェーダとしての体調のチェック法がありまして、、、水と火と風と地と空という、ふふっ。(笑)どの性質を持っているのか、であるとか。そういう視点で、骨格、髪質、目の色、肌質、歯並び、性格など、分類がありまして、その方々にあった運動や食事を勧めていきます。

 

―僕が橋本さんのお話をもう少し深くお伺いしたいと思ったきっかけを、今も感じたのですが、アーユルヴェーダの要素である、水と火とのくだりで、くすりと笑われましたよね。僕は、そのバランス感覚にとても関心があります。先ほどのお医者様のコメントにもつながりますが、最後の残り10%の療法は、心の問題ですから、リラックスした感覚が必要ですね。橋本さんのお話を伺っていると、アーユルヴェーダの学問体系に強い敬意を払っているにも関わらず、橋本さん独特のバランス感覚もお持ちです。今日はぜひ、そのバランス感覚をテキストに落としたいです。

 

ありがとうございます。アーユルヴェーダもそうなんですけど、中医学にも似た要素がありまして、火、水、土、木、金とで体系作られています。さらに気血水という、さきほどのエネルギーと血と水と、それぞれのバランスがとても大事にされていますし、そこも通じるものがありそうですね。勉強していると、どれか一つでも欠けてはいけないんだなと感じます。なので、私はなんとかそこを探りたくて、つぼをあたってみたり、そこが硬かったら胃経絡を疑ってみたり、そうした気づきから、そのお客様向けの食事や運動を考えてみたり。さらに生活環境をうかがって、就寝時間に改善をお勧めしたり。あと、さらにその先も。皆様、体調に問題を抱えて、きつくて来てらっしゃるので、ある程度改善するだけではなくて、さらにその先のアドバイスもできればいいなと思います。

 

IMG_4958

 

―そういった知恵が、バリには詰まっていたわけですね。

 

はい。そして、バリニーズマッサージの技術的な面をスクールで勉強していくと、中医学などの他の分野にもリンクしている部分がたくさんあるなと気が付いて、どんどん興味が広がっていきました。バリは、バリヒンドゥーが主な宗教なので、インド仏教とか、インドの神々の流れもあるんですね。ですから、バリ島は神の住む島とも言われてまして、独特の雰囲気があります。そして、バリ島の方々は、毎朝お祈りをします。お清めじゃないですが、毎朝、お祈りすることで、一日が始まります。

 

―日本人も年に一回はお祈りをしますが、日常の生活が切実であればあるほど、その間隔は短くなるのかもしれませんし、日常の健康に対する知恵も蓄積されていきそうです。その点、日本人は少し一日の健康に対して鈍感になっているのかもしれませんね。手に入りやすいジャンクフードであるとか、睡眠時間を削って働くであるとか。

 

そうですね。バリ島では気づかされることは多いです。自然に即した生き方というか。日が昇ると起きて、暮れると帰るという、自然のリズム。食べるものについても、体は食べ物でできているという、当たり前のことが、バリの漢方とか、オイルの選び方にも知恵として込められています。たとえば、なんだか風邪をひきかけていて、肩が凝ってきたから、ちょっとマッサージしてくれない?という家族のやり取りが日常的にありますし。ボレというパックのようなものがあるのですが、ウコンやジンジャー、スパイス、自然のハーブなどを擦りおろしたペースト状のものを、全身の肌に直接塗ります。擦り込むようになじませ、体を内から温めて、そしてジンジャーのミルクを飲んで、という身近なもので、予防を行うことが多いですね。

 

―日本でも地産地消が叫ばれて久しいですが、発達した流通の中では妙に難しい問題になっていますよね。隣の畑の野菜が、いったん遠くの工場に送られて、カット洗浄されて、冷解凍されて、栄養成分が流れ出てから、元の街に戻ってくるという、冗談のような世界になっていますけれど、これが一方では先進国の力の源泉でもあるわけですからね。そこを改善するには、相当の強い意識が必要なのかもしれません。テクニカルに栄養不足を治そうとするとサプリメントになるのかもしれませんが、根本的に治したい場合、そこではないでしょうからね、、、。それが、いま、橋本さんがNaturで実践されていることのように感じます。

 

ありがとうございます。そのように受け取ってもらえると、とてもうれしいです。

 

IMG_5212

 

2.人類が目指した心地よさ

 

バリニーズマッサージでも、特に大事にしているのは、五感を刺激するという考え方です。まず視覚で言えば、目に対するやさしさ。木や植物、オイルといった自然の素材ですね。聴覚でいえば、ガムランの楽器の音。鳥のさえずりや水の流れる自然な音。そして香りと、触れるための自然の素材として、コットンとか、癒し効果の高い温かい手とアロマオイル。味覚だと、ジンジャーティーなどをお出しします。施術の前にはオイルを選んでいただくんですが、お客様の直感でもっとも心地よいオイルを選んでいただきます。アーユルヴェーダの場合は、五感よりも体調によって選ぶべきオイルがありますので、それで施術します。

 

―バリニーズマッサージの場合はツボ圧しでしたが、アーユルヴェーダの場合も同じですか?

 

いえ。アーユルヴェーダの場合は、ツボ圧しではなく、オイルをたっぷり使って、擦り込んでいくような感じです。オイルの成分を入れていく感じですね。そして、最後には発汗を促して、出していきます。オイルには、香りづけはされていなくて、植物の根などの薬効成分が配合されています。アムラが代表的ですが、そういった薬効植物の根を煎じて、オイルと一緒によく煮込んで、マッサージオイルを作ります。ちょっと魔女的な感じですよね。(笑)

 

―ですね。(笑)僕はそこも個人的に思うところがありまして、古くは湿布用のお薬も「料理」と同じだったんじゃないかなと思います。たとえ何千年の昔でも日常生活の雰囲気はあまり変わらなかったはずです。湿布を家庭内で作る時も、たぶん、普通の主婦の風景ですよ。あるいはお父さんだったかもしれない。その感覚と姿勢は、魔女や現代人よりもよほど科学的だったんじゃないかなと。

 

あはは、確かに。(笑)カレーに凝るのと一緒ですよね。(笑)

 

―まさに。(笑)そして、そういった、凝る方々、知識欲の旺盛な方々は、おそらく直感的に、体の中に入れる行為も、体外に塗る行為も、同じだと気づいていたと思うんですよね。いまの私たちが感じるようなおどろおどろしい未開の民間療法のイメージではなく。より科学的で、レシピやノウハウを蓄積、伝承していったのだと思います。アーユルヴェーダはまさにその代表例。考え抜かれたレシピのマッサージオイルで、選ばれた成分を擦りこんでいくわけですね。

 

そうですね。アーユルヴェーダの場合、使うオイルの量がすごいんです。通常のアロマトリートメントに比べると3~4倍の量をたっぷり使って、オイルまみれにします。そしてオイル中の栄養成分を塗り込んでいきます。そして、最後には発汗を促して、出していきます。

 

―その栄養成分を入れていくプロセスはイメージとして温泉に近いですか?発汗を促すと聞くと、サウナを想像しますが。どちらかというと、温泉に近い?

 

えーとですね。温泉からのサウナへ、という感じですね。

 

―おおっ!なるほど!

 

そうなんですよ。つながってるんです。だから、アーユルヴェーダは、発汗までが入ってるんです。そこは一貫してるんです。プロセスというか、マニュアルが。

 

―いま、すごく納得しました。やはり橋本さんの、その捉え方のバランス感覚が、とても分かりやすい。

 

いえ、いつも思うんですけど、尾池さんって、例えがすごくわかりやすいですよね。

 

―僕は聞いただけですよ。そこに、温泉とサウナが実はつながっている、という橋本さんの解釈が出てきた。面白くなってきました。もちろん僕も事前にアーユルヴェーダについてネットで少し読みかじったりはしましたが、どこも表層的な説明ばかりで(生気のバランスや、火や水の要素論など)、いまのような本質を突いた表現にはすぐには行き当らなかった。でも本来、アーユルヴェーダに関わってきたかつての方々はもっと切実な目的で、もっと実践的な方法をイメージしていたと僕は思います。ヘルスケアそのものですよね。だから、いまの橋本さんの表現は、すーっと入ってきた。温泉からサウナへの流れがつながっているとは、まさに橋本さんの捉え方であるし、アーユルヴェーダに多くの方々が興味を持つポイントだと思います。

 

さらに現地の方々は箱型のサウナに入っちゃったりもしますし。最後に毛穴を開いて、発汗を促して。まさに発汗で終わるわけです。

 

IMG_5095

 

―なるほど。温泉とサウナで受けている療養効果を高度に融合させたものがアーユルヴェーダだと表現できるのかもしれませんね。しかもどこででも施術ができる。

 

そうですね。日本は現地に比べると寒すぎる季節もあるので、先ほどのような箱型サウナであったり、温湿布とかを組み入れたりして、発汗を促していきます。

 

―僕なんかが理解したなどとはとても言えませんが、それでもなぜアーユルヴェーダが世界中から注目を集めるのか、その一端が見えたように思いました。入れて、出していく流れと、さらにそこに、五感を組み合わせたバリニーズマッサージ。考え抜かれてますね。

 

体系として完成されている上に、五感への訴え方という、どこかふわっとしたテクニックもあって、取り入れやすいです。バリニーズマッサージは特にリゾート向けにアレンジされているところもあって、女性にとって受け入れられやすいと思います。

 

―僕は、東洋の方法論も、西洋の方法論も、実は根幹の姿勢は同じなんだと思っていまして、それは「追求し続ける姿勢」だと思います。いま橋本さんが、「どこかふわっとした」と表現されましたよね。それは東洋の方法論としての五感の印象を重視する姿勢だと思います。西洋はデータの再現性に重きを置きますが、東洋は、70億人いれば、70億種類ある再現性の取れない問題点を何とか掴もうという努力。その真摯に追求し続けてきた姿勢があったからこそ、いま東洋と西洋の成果が違和感なくつながろうとしている。逆に言えば、その追求の手を緩めて、安易に答えをまとめようとした時に、言葉の表現が急にいかがわしくなるんだと思います。

 

とてもおもしろいです。私もやはり、お客様の問題点を探るには、五感を総動員することになります。お客様の雰囲気とか、呼吸とか、表情とか、まず最初はどのようなことが気になっているのかと、聞いて、感じていきます。そして実際に触れてみて、ツボの凝りや張りを感じながら、身体をみていきます。もちろん私はお医者様ではありませんから、大きなことは言えませんが、中医学の経絡を目安にして、特に疲れている部分を探り当てて、ほぐしたり、あたためたりと、手当てしていきます。お客様の中には、とてもお話ししたがっている方もいらっしゃいます。そうした方々の空気を感じやすくするために、できるだけリラックスいただける雰囲気づくりに努めています。結構集中します。(笑)

 

IMG_5217

 

―それは、血流とか、神経系とか、さらには雰囲気まで含めた、お客様のあらゆる流れをつかもうとする作業ですね。

 

そうですね。中医学では気血水と呼んでいますが、経絡に沿って問題点を探っていきますが、施術で言えば、基本はやはり圧す作業です。中医学では氣を入れると言いますが、氣といっても、いわゆる「はあ~」というのではなくて。(笑)もちろんそういうのもありますけど、そうではなく、もっと単純な、たとえば鍼灸もそうですが、経絡に沿って凝ったり張ったりしている部分を押すことで、氣(エネルギー)の流れを整えます。それによって血が巡り、体液の流れや水分代謝が促されて、老廃物が出やすくなったり、というシンプルなイメージですね。その流れがあるから、私は、まず、圧します。(笑)

 

―なるほど。すーっと入ってきます。(笑)

 

 

3.大切な流れを守る姿勢

 

―そして気が付くとあっという間に一時間半です。最後にしっかりお聞きしたいのは、これまでの橋本さんの得た技術や解釈の、さらにその先についてです。いま目指されている方向性についてぜひお聞かせください。

 

そうですね。まさしく、これまでお話してきたような、代謝、循環、といった流れに関することになると思いますが、現状維持というのは難しいと思うんです。たとえば、バリ島では農薬をあまり使わないんですけど、それは、地球のというか、自然の変化の流れに逆らわないことなんだと思います。流れに逆らわないというのは、アーユルヴェーダにもリンクすると思いますし、添加物が身近な社会で問題を抱えてしまった方々にまずは知ってもらいたい、という気持ちがあります。

 

IMG_5440

 

―今日お話を伺って、アーユルヴェーダというカタカナから受けていた印象がすっかり変わりました。考え抜かれた身近な具体論でした。疲れた男性も救っていただけそうな。

 

そうですね。男性の方のファンもいらっしゃいます。そして食事にもっと取り組みたいです。スーパーフードと言われているものがありますが、クコの実とか、カカオとか、ココナッツとかで、施術の後のおやつをお出ししていますし、お料理教室もしていきたいですね。

 

―五感のうちの味覚ですね。先ほどバリ島では農薬をあまり使っていないというお話がありました。農薬を使うか、使わないかというのは周辺も巻き込むので切り替えはかなり大変な問題だと聞きます。もちろんバリ島はバリ島で環境も抱える問題も違うでしょうけれど、無農薬を守ることができる農家がおられるということは、そこに何か特別な意識が働いているのでしょうか?自然の流れに対する意識であるとか。

 

そうですね。現地で感じるのは、ごく自然の考え方というか、もしかするとバリヒンドゥーの影響が大きいのかもしれませんけど、そういった、自然にないものを避けようとする意識はあるのかもしれませんね。インドネシア自体はイスラムが多いんですが、バリ島だけがヒンドゥーなんですよね。そして彼らから感じるのは、頑なに何かを守ろうとしている姿勢です。毎日のお祈りもそうですが、何かを守っている独特の雰囲気があります。

 

IMG_5229

 

―そうした守っている雰囲気も、バリ島に魅力を感じる人が多い理由なんでしょうね。バリバリアー!って感じなんでしょうか。

 

あー!そうですそうです。(笑)ほんとうに、そんな感じです。バリバリアー。(笑)

 

―そして、そのバリバリアーが守っているものというのが、おそらく、これまで先人達がずっと追求してきた人間にとって大切なものであったり、その結果としての彼ら独特の結晶であったり。つまりそれがバリヒンドゥーなのだと思いますが、そうやって追及してきたからこそ感じることのできる守るべきものがあったり。それが農薬を避けることだとか、毎日のお祈りに表れているのかもしれませんね。

 

そういえば、バリヒンデゥーが特に大事にしている考え方に、「二極化」というものがあります。これはこれ、という。大事なものは別格で、守っていくような。他のことには柔軟なんですけど。逆にそれに対する、悪が明確です。それを二極化と呼んでいました。バリ島の方々は、温和で穏やかなんですが、悪いものに対する姿勢には厳しいものがあります。それが、先ほどの、自然の流れを守る姿勢につながるのかもしれませんね。

 

―大切な流れを守る姿勢。それを真摯に追及しつづけるバリ島の雰囲気。それが結実したアーユルヴェーダとバリニーズマッサージ。予想を大きく超える表現の連続でした。いやあ、面白かった。どこで終われば良いのかわからないほどですが、もう二時間が経とうとしています。またお話しがお伺いできるチャンスがあれば、続きを掲載させていただきたいくらいです。帰ってテキストに起こすのが楽しみです。今日はお忙しい中、貴重な時間をいただき、本当にありがとうございました。

 

こちらこそ、とても楽しかったです。ありがとうございました。

 

 

IMG_5272

Natural Shop & Spa Natur(ナトゥール)

http://www.natursakurazaka.com/

代表:橋本真里

IMG_4958

美容業歴16年。

エステティシャンや化粧品業界など美容に携わる人たちの為の資格

I.C.A.M.」認定サロンで経験を積み、インドネシア、バリ島に旅をし、

神々が宿る島といわれるバリ島の 自然・人・モノ に魅了され、留学。

留学して、バリニーズマッサージ、クリームバス、アーユルヴェーダ

・アビアンガ、シロダーラ、ホットストーンマッサージ、フェイシャルを学び

帰国。バリ式トリートメントのサロンで、技術を磨き、福岡市中央区桜坂に

Natur」をオープン。

中医学薬膳を学び、ピラティスの練習に励み、健康と美容について

追求している。自然と調和した生活をこよなく愛する。

 

Photographer: 竹下聡

IMG_20170227_170417

 

 

【C6トーク】バックナンバー

 

 

 

Share on FacebookTweet about this on TwitterShare on LinkedInEmail this to someonePrint this page

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

TOP