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KEIKO ビューティーコラム1-96「肌の機能で考える」

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実績40年以上の美容家、岩永恵琴(いわながけいこ)氏の美容コラム。尾池博士とのコラボレーションが美容の新境地を開きます。



美容家として培った理論と技術を後進へ伝える人材育成にも取組んでいます。

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KEIKO愛弟子の課題作品をご紹介しております。


1-96.肌の機能で考える

 

 

肌を考えるうえで重要なキーワードは
「汗」と「皮脂」です。

皮膚は汗と皮脂を分泌して「皮脂膜」を作り、
この皮脂膜が肌を守っています。

そして、、

皮脂膜=常在菌

 

「潤いのある肌」とは皮脂をよく分泌している肌だと思われがちですが、それは違います。

健康な肌は、皮脂の分泌で潤っているのではなく、
肌の上に住む微生物が元気に働いているから潤っているのです。

健康な肌を保つために必要なのは、

・アミノ酸(タンパク質)
・脂質
・糖質
・ミネラル
・ビタミン

そして、常在菌です。

 

これらが驚くべき連携プレーを果たすことで、
皮膚の健康維持が成り立っていますので、
いずれも欠かすことはできません。

ところが、肌の上に残るような保湿成分を与えすぎると、
肌は皮脂が生産されていると勘違いし、
本来の皮脂生産を減らしてしまいます。

すると常在菌も減少し、肌の保湿システムが更に弱くなる、という

負の連鎖がおこります。

 

肌本来の保湿システムを回復するために必要なのは、

「皮脂の生産」「常在菌の育成」です。

 

ですから、テクスチャー重視のスキンケアは、

肌にとってはナンセンスなのです。

 

 

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