FILTOM inc.

【プレスリリース】世界初のPD膜分離技術で、高純度の活性プラセンタ開発に成功。

 

 

北九州市学術研究都市を拠点とする化学ベンチャー株式会社FILTOM(北九州市)が、加熱が常識とされるプラセンタ採取において、弊社固有の世界初PD膜分離技術によって、高純度のプラセンタ開発に成功。EGFの濃度を北九州市立大学磯田研究室の協力で分析を実施し、豚胎盤原料から、非加熱で高効率に採取できることが確認された。

 

【詳細説明】

開発した採取法は、非加熱で組織液をそのまま採取する方法で、微生物やウイルスを独自の膜分離法で除去する。県内畜産業者での胎盤採取法にも細部にこだわり、新鮮な原料胎盤を短時間で処理するため、ほぼ無臭のプラセンタ溶液も実現している。

 

EGF(上皮細胞成長因子)とは、皮膚の新陳代謝を整えるために有効とされる成分で、動物の胎盤などから得られる。このEGFの採取方法では加熱などによるEGFの失活や減少が大きな課題であった。

 

株式会社FILTOMは、学術データに基づいたEGF採取工程の最適化を、北九州市立大学(礒田研究室)の協力を得て実施した。県内畜産業者の協力を得て、胎盤の回収までさかのぼり、EGFの迅速な分析体制を構築し、製造条件別にEGF濃度を比較した。

その結果、温度などの製造条件や、工程に従ってEGF濃度が低下していく傾向が確認され、細部まで再検討することができた。採取できたEGFは1mlあたり148 ピコグラム(ピコグラムは1グラムの一兆分の1)であり、採取前の胎盤原料と比べ採取後のEGFの減少を約3割に留め、7割以上を温存することができた。

 

本研究成果をもとにプラセンタ化粧品の商品化をすすめ、国内の有力プロデュース企業(Bunbo株式会社、日田市)の協力を得、国内だけではなく、広く海外に展開する。また、販売会社を新たに立ち上げる予定。すでに韓国、フィリピンでの発売に向けて準備が進んでいる。
今回の成果は北九州市の成長分野新規参入支援事業の研究費を活用した。

 

【データ比較】試料1ml中のEGF濃度(ピコグラム)

採取前の胎盤原料…205

今回の開発品…148

 

以上

 

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