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プロトタイプス第一弾 微生物育成リップ

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No.1  微生物育成リップ

開発ノート

 

 

 

ミッション 01 
微生物を育て、微生物とともに作る、世にも稀なるリップスティック。

 

◎ 研究コード 01 
微生物培養型プルプルくちびる育成リップスティック

 

◎ 魅力的な唇とは、どんな唇なのか。
キスしたくなる唇、という表現もできそうだが、そもそもキスはなぜしたくなるのだろうか。 一つの仮説として、キスは理想的な微生物環境の交換が実は目的であるという学者もいる。

 

魅力的に見える唇というのは、実のところ、理想的な微生物バランス(バイオーム、Biome)を持っているとそう見えるのかもしれないし、それが健康な唇の秘訣なのかもしれない。

 

唇に住む主な微生物(常在菌)は、プロピオン酸菌とコリネ微生物群。
この二つが優勢な場合、理想的な保湿成分が生産され、結果として健康的に見える。
菌が産生する成分(適度な有機酸、グリセリン)が本来のうるおいの正体だ。
ところが、バランスが崩れると、その隙をついてヘルペスウイルスやカンジダ菌が繁殖し、口唇ヘルベスや口角炎を起こす。

 

 

◎ 魅力的な唇を手に入れる ― コヤナギユウ氏との共同研究
つまりスキンケアとは肌の環境問題であり、そこに住む微生物のことを考えなければ成り立たない。微生物が気持ちよく過ごせる環境が、健康なくちびるをつくると言える。

 

唇の環境バランスを崩す主な要因は、ビタミン不足、ストレス、乾燥であり、そしてそれに伴う唇の舐めすぎがさらなる環境悪化を引き起こす。そして微生物バランスが崩れる。ではそれを防ぐにはどうすればよいのか。

 

我々は開発着手にあたり、同じ目線でアドバイスをいただける共同研究先を検討した。依頼させていただいたのは、世界中を取材で飛び回り、唇の荒れと戦っているクリエイター、コヤナギユウ氏である。そして今年の4月、ご快諾いただき、さっそく開発方針を検討した。その模様を「C6トーク・コヤナギユウ氏前編(2017.4.6)」で報告している。

 

コヤナギユウ氏はさっそく試作品を持ってアイスランドに飛び、日々、過酷な環境の中でご試用いただいた。

 


(At a rocky path, Iceland, photo by Yu Koyanagi.)

 

皮膚にはそこの環境(温度、湿度、酸素濃度)によって住んでいる微生物が異なる。主には表皮ブドウ球菌、アクネ菌であり、唇にはプロピオン酸菌とコリネ微生物群が多く住む。

中でもプロピオン酸菌は唇を弱酸性に保ち、他の菌の繁殖を防ぐ。プロピオン酸菌が少なくなると、他のヘルペスウイルスやカンジダなどの繁殖を許し、口唇ヘルペスや口角炎などの原因となる。普段からプロピオン酸菌が元気だと、くちびるをみずみずしく元気に保つことができる。

コヤナギユウ氏から送られてくるアイスランドのコケや藻に覆われた大地も、それを彷彿とさせるものだった。

 


(At a rocky path, Iceland, photo by Yu Koyanagi.)

 

 

◎ これは、唇の本来の力を呼び戻すリップケア。
日々、防腐剤や抗生物質、オフィスの乾燥、そして社会的ストレスと闘う女性の唇。
常在菌が劣勢になると理想的な保湿状態を保つことができない。保湿剤やグロスでは本来の健康な唇は表現できないし、理想的な微生物バランスも保てない。

だから、真に魅力的な唇を手に入れるには、微生物を育てなければならない。

2つの微生物(常在菌)が優勢に繁殖できるように栄養を与えれば本来の潤いを取り戻す。
それを実現できる配合を、有機酸、カゼイン、オリゴ糖、酵母エキスといった、プロピオン酸菌に必要なバランス栄養素に着目して繰り返し検討し、6か月後、コヤナギユウ氏からOKをいただいた。

 

 

 

◎ 微生物育成リップのはたらき方
プロピオン酸菌は皮脂を分解し、プロピオン酸(有機酸)とグリセリンという保湿成分を作り出す。実はこれこそが、私たちの皮膚を守っている主役成分である。

 

油である皮脂だけではみずみずしい皮膚にはならない。有機酸やグリセリンは油にも水にもなじむ特殊な成分であり、まず皮脂とともに皮膚に薄く広がる。そして同時に保水性も発揮し、水を吸着し、皮膚をみずみずしい状態に保つ。これが意外と知られていない皮膚の保湿機能である。

 

さらにプロピオン酸は、皮膚を適度な弱酸性にして、他の都合の悪い菌やウイルスの繁殖を防いでいる。つまり皮脂をプロピオン酸菌が分解しなければ、みずみずしい肌の維持はできない。
それを維持するのが微生物(常在菌)であり、微生物の生活をサポートするのが、微生物育成リップである。

 

共同開発を終え、コヤナギユウ氏にあらためて物事に対する向き合い方などを聞いた(C6トーク・コヤナギユウ氏後編)。

 

そして感じたのは、自然体の柔軟なたたかう姿勢だった。そこに、微生物たちとの共通点を見出してしまうのは、またもや考えすぎだろうか。

 

(尾池哲郎・工学博士)

 

 

 

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“プロトタイプス第一弾 微生物育成リップ” への1件のコメント

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