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KEIKO ビューティーコラム1-99「紫外線防御」


実績40年以上の美容家、岩永恵琴(いわながけいこ)氏の美容コラム。尾池博士とのコラボレーションが美容の新境地を開きます。



美容家として培った理論と技術を後進へ伝える人材育成にも取組んでいます。

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KEIKO愛弟子の課題作品をご紹介しております。


1-99.紫外線防御

 

紫外線が強くなり、肌にとっては過酷な季節となりました。

色々な媒体でUVクリームの広告を目にしますが、何を使用したらよいのかわからないという方も多いです。

 

そこで今回は、日常生活でのUVケアについてお話したいと思います。

紫外線が美肌の大敵ということで、最近は防御率の高い製品が増えて来ました。

 

しかし、防御率の高いUVクリームは
肌へのダメージも高くなります。

SPF=紫外線防御時間から考えると、一般的にSPF1=20分としたときに
SPF20は 約6時間半OK ということになります。

 

厳密にいいますと、それは「UVクリームなしで紅斑が出るまでの時間が20分の肌質の人」限定の話になります。

 

ですので、SPF1=10分の人の場合、
SPF20で合計3時間ほど紫外線を浴びることができます。

 

しかしながら、日常生活で3時間以上日光を浴びる人はいないので、

日常生活でのUVケアはSPF20で十分だと言えるでしょう。

 

また、SPFは紫外線の照射時間なので、塗布してからの時間ではなく、
日光に当たっている時間の合計になりますから、
日常生活では、「これさえ塗れば1日OK」とも言えるかも知れません。

ただし、顔に汗をかきやすい人は
それによりUVクリームは脱落するので、塗り直しは必須です。

 

しかしそうなると、、
肌にハードなSPF50は必要なのか?
という疑問にもなりますが、

レチノールやハイドロキノン、またはピーリング中の方などは日常生活でも50でカバーした方が良い場合もあります。

一般の人より、紫外線の影響を受け易くなっているからです。

 

ネット上は「SPF1=20分」の情報があふれていますが、
これはあくまでも20分耐えられる人限定の話なので、SPF1=10分の人もいるということ、

そして、この時間は塗ってからの時間ではなく、
あくまでも日光に当たっていた時間の合計である、
ということを頭において
肌ダメージを最小限に抑えた、賢いUV選びをして頂きたいと思います。

 

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