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KEIKO ビューティーコラム1-98「ホームエステ」


実績40年以上の美容家、岩永恵琴(いわながけいこ)氏の美容コラム。尾池博士とのコラボレーションが美容の新境地を開きます。



美容家として培った理論と技術を後進へ伝える人材育成にも取組んでいます。

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KEIKO愛弟子の課題作品をご紹介しております。


1-98.ホームエステ

 

コロナの影響でしょうか、
巷ではホームエステが盛んなようです。

 

ネット上でも
色々な機器や溶剤が出回ってますが、
それに伴う肌トラブルも増えています。

ご家庭で、簡単にできる美容機器やコロコロローラーなども人気のひとつ。

 

しかし、ユーザーの声を聞くと、

リフトアップのつもりが逆に肌が弛んでしまった、
頬の赤みが消えない、
肝斑ができた、など

マイナスの意見も多いようです。

 

また、手軽に毎日行なえるものとして、

スクラブ洗顔
泥パック
酵素洗顔
などは、業界でもロングラン商品であります。

 

しかし、これらを使い続けることにより、肌のバリアまで分解してしまう恐れがありますので、要注意です。

肌バリアが低下すると、紫外線のダメージはダイレクトに肌へ届きますから
肌が弱くもろくなってしまうのは明白です。

それに加え、乾燥スパイラルから抜け出せない肌になります。

乾燥スパイラルに陥っている肌は、

皮膚の角質層の中で水分を保持している「セラミド」へのダメージが深刻になっています。

 

セラミドは、水分を保持し、どんな過酷な環境でも蒸発せずに潤いを保ち続ける
という、素晴らしい力を持っています。

しかし、このセラミドはとてもデリケートで、
「摩擦」が最大の弱点になります

 

セラミドは、摩擦により機能を失い
肌は水分を保てなくなります。

 

そして、弱くもろい肌になっていきます。

 

とくに日本人の皮膚表面は薄く、ちょっとした摩擦でも肌トラブルになりかねません。

ホームエステで色々やりたい気持ちはわかりますが、
それによるトラブルを抱えて、サロンを訪れる方が多いのも事実です。

 

間違ったお手入れで肌の機能を阻害して残念な結果になっているということを、

いま一度、再認識して頂きたいと思います。

 

とにかく、、

元気で美しい肌を保ちたいのであれば、

肌は必要以上に触らない!
摩擦はNG!
バリア機能を壊さない!

 

日々のクレンジングや洗顔も

大切なものに触れるイメージで

優しく丁寧に行いましょう。

 

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